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身近な地域の歴史に触れる機会が失われています。

中学・高校の郷土研究部などは既に絶滅危惧種です。

地方の本屋さん、地域密着のミニコミ誌なども激減しています。

もちろん公立図書館に行けば郷土資料コーナーがあります。

けれども、その棚にさえ置かれないほどの小さな印刷物は、意外に多いものです。

たとえばホチキス止めの私家版冊子。そんな小さな印刷物にも興味深い地域情報や地域愛が込められているものです。

仮に図書館に収蔵してあったとしても、閉架図書だったりして、子どもなどがそれを手に取るにはハードルが高すぎるのです。

人知れず生れ、時が経つと消えてしまいがちな紙媒体の地域情報。

そのような小さな地域出版物を、収集・保存・公開していくことを目的に「するなび堂」を開店します。

収集した印刷物の電子データは、ウェブ上で閲覧・ダウンロードできます。

著作発行者の経済的負担や不良在庫を無くし、いつでも、誰でも、どこからでも地域情報にアクセスできる新しい仕組みです。

地域の「ひと・もの・こと」への関心が深まると、自分の地域にプライドを持てるし、もっと良くしていこうという気力も湧いてきます。

そうやって地域の文化は育ち、世界は楽しくなっていくのだと思います。